
“100年暮らせる住まい”をテーマに、安心・安全、環境への配慮、快適さなど、これからの住まいにあるべき様々な設備・機能を揃えたミライアタワー。住み始めたその日から、数十年後、そして世代を超えてもずっと変わらずに暮らしやすい住まいを創り上げていきます。


「免震構造」とは、建物自体を地盤や基礎などと切り離し、その間に免震装置を組み込んだ構造のこと。大きな地震が発生した際、地面が揺れ始めると免震装置 が震動を吸収し、住戸内に伝わる揺れを軽減します。このことで建物の損傷のほか、家具の転倒などによる二次被害も低減します。免震装置の構造は、天然ゴムを主材料としたゴム板と、薄い鋼板を交互に組み合わせた天然ゴム系積層ゴムとを重ね合わせ、さらに鉛プラグを圧入したダンパを一体化させた構造を採用しています。



地震時に建物の損傷を低減し、居住者の安全を確保します。
建物の保全だけでなく、家具などの転倒も軽減され財産の保全に寄与します。
建物の揺れが軽減されるため、建物の機能に対するダメージを少なくします。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、建物の安全性を確保するのに欠かせない機能として再注目を浴びている「免震装置」。ミライアタワーでは、そんな「免震装置」のなかでも官公庁や医療機関など、高い耐震強度を求められる建築物に数多く採用されている“オイレス工業(株)製”の「免震装置」を採用。『100年暮らせる住まい』を目指した、高い安全性を確保しています。



「ユーカリが丘 スカイプラザ・ミライアタワー」では建設地の地盤調査を実施しています。その結果、建設地が下総(しもうさ)層群と呼ばれる洪積層の上にあり、安定した地 盤にあたることが分かりました。また、建設地は海抜20mの丘にあり、海までの距離は約15km。そんな高台立地にあたる「ユーカリが丘ニュータウン」で は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の際も液状化は確認されませんでした。
地上で組んだ鉄筋を順次掘削した孔内へ埋設し、コンクリートを打設しています。杭径は軸部で直径2.0〜2.4m、底部では、直径2.6〜4.0mといった大口径のもので、建物をしっかりと支えています。(タワー棟)


ミライアタワーが採用する「免震装置」は国が指定する地震波のほかに、中央防災会議が発表した2つの「首都直下地震」をはじめ、今後起こりうる大地震についても厳重な検証をおこなっています。さらに、建設地の地盤・土質を調査し、この土地に合った「免震装置」を開発。
大地震の揺れから住まいを守るために、様々な視点から建物構造の安全性を確認しています。


長周期地震動とは、異なるエリアで大地震が発生した際などに、通常の地震動とは異なる約2〜20秒周期で揺れる震動のこと。
東日本太平洋沖大震災の際に震源地から遠く離れた大阪の建物が大きく揺れた原因といわれているのが、この「長周期地震動」です。

※掲載の概念図は計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際のものとは多少異なります。また、構造写真の一部はイメージとなります。
※1(有)MRC調べ